<仏アニメ映画祭>“夜明け告げるルーのうた”グランプリ受賞!

湯浅政明監督

<仏アニメ映画祭>“夜明け告げるルーのうた”グランプリ受賞!

“夜明け告げるルーのうた”22年ぶりの快挙

湯浅政明監督が手がけたオリジナルアニメーション映画『夜明け告げるルーのうた』(公開中)が、フランスで開催された“アヌシー・アニメーション国際映画祭”の長編部門グランプリにあたるクリスタル賞を受賞。長編部門のグランプリを日本の作品が受賞するのは95年に公開された映画『平成狸合戦ぽんぽこ』以来で、22年ぶりの快挙だ。アニメ映画『マインド・ゲーム』テレビアニメ『四畳半神話大系』、そして今年の4月公開されたばかりのの『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる湯浅政明監督。今回が初となる完全オリジナル劇場用新作として発表した本作だった。、グランプリの初受賞を飾った湯浅監督は、「スタッフキャストの皆様おめでとう!応援してくださった方々もありがとうございます。良かった!」と直筆で喜びを露わにしたメッセージを寄せた。

夜明け告げるルーのうた

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湯浅政明監督の真骨頂

同作品はというと、さびれた漁港の町・日無町(ひなしちょう)を舞台にして、様々なことが起こり心を閉ざした中学生の少年・カイ。彼が人魚の少女・ルーとの出会いとを通して、本当の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、青春ストーリーとなっている。発表に先立って、現地で行われた上映会では、会場は満員御礼状態。また、音楽に合わせてキャラクターがリズミカルな動きをみせるシーンがあった。これには観客もリズムにのって手拍子が起こる場面も見られた。上映が終わったあとは、割れんばかりの歓声とともに、拍手喝采が起こっていたとそうだ。これには湯浅監督も、自身の作品でここまでの現象が起きたことは監督冥利に尽きると言えるだろう。さぞかしご満悦だったに違いない。

日本のアニメ原画を支えてきた天才

篠原信一

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同映画祭では、実はこれまでにも日本の作品が数多くノミネートされている。93年には巨匠・宮崎駿監督『紅の豚』、95年に高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』が共にグランプリを受賞した。カンヌ国際映画祭からアニメ部門が独立し派生。さらに1960年に設立、世界最大にして、最も歴史の古いアニメーション映画祭として知られている同映画祭。ノミネートのみならずグランプリ受賞とは、最大の誉れであり光栄なことと言える。当然これには世界中から関係者が集まり、ビジネスの場としても注目されている。同作は、元柔道家・篠原信一が声優を演じたことや、「クラウドファンディング」を使って映画の製作費用を集めたことでも話題になった。これからも日本アニメーション界を牽引筆頭の湯浅政明監督。早くも本作を超える次回作を、世界中が期待することになる。

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湯浅政明監督

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