フジテレビが赤字に転落 視聴率もテレ東に負ける

フジテレビが赤字転落

2018年日本テレビは「年間視聴率三冠王」を4年連続で達成したと発表した。ゴールデンタイムの平均視聴率12.2%での1位となった。フジテレビはTV局6社中5位の7.7%で、続いて最下位のテレビ東京の6.6%という結果に終わった。視聴率は5位という結果だったが、テレビ局単体の売上としては他局が黒字の中、フジテレビだけが唯一となる8億円の営業赤字となっている。赤字の原因は視聴率の低迷で広告収入が減ったためで、2011年から落ち込みを続けている。現在最下位となっているテレビ東京も「池の水ぜんぶ抜く」といった斬新な企画がヒットして視聴率を伸ばしているため、フジテレビが売上、視聴率ともに最下位に転落する日もそう遠くないかもしれない。17年に社長に就任した宮内正喜は「非常事態宣言」を出し、番組「全取っ換え」するくらいの意気込みで改革を行うこと宣言した。2011年まで「年間視聴率三冠王」を7年連続達成していたのはフジテレビだった。

年間視聴率三冠王とは

全日(6時~0時)、プライム(19時~23時)、ゴールデン(19時~22時)それぞれの年間の視聴率で1位を獲得すること。

▼視聴率低迷が続くフジテレビの本社

フジテレビ 赤字 視聴率

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バラエティもドラマも共にダメ

2017年には「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」という2つの番組終了が告げられた。ともにフジテレビを代表するバラエティで20年以上続いた長寿番組だ。何年も前から視聴率低迷による番組の打ち切りが囁かれていたが、2018年3月を持って終了することが告げられた。しかし長寿番組を終わらせて新番組をスタートさせても視聴率をとれるとは限らないのが今のフジテレビの現状だ。またドラマでもフジテレビは苦戦している。フジテレビを代表するドラマ枠「月9」の「民衆の敵」の最終回が史上初の4%台となる4.6%というワースト1位を記録してしまった。「民衆の敵」は初回から最終回まで全て一桁台の視聴率となり、平均視聴率は7%だった。

▼終了が決まった「めちゃ×2イケてるッ!」メンバー

めちゃいけ 終了 フジテレビ

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視聴率低迷で打ち切りやむなし!?めちゃイケ終了が正式発表

2017.11.29

「嫌なら見るな」騒動

フジテレビの転落は2011年から始まっているが、それを象徴する出来事としてフジテレビ抗議デモがあげられる。これは2011年に高岡蒼甫がtwitterでフジは韓国ドラマばかり流すのでみていないという趣旨の発言がきっかけで、ネット右翼などが中心となりフジテレビに対して抗議デモをおこなった事件だ。この騒動に関連してフジテレビの「めちゃイケ」で活躍をしていた岡村隆史がラジオで、「嫌なら見なければいい」と発言。これはきっかけとなった高岡個人に対して向けたものだが、2011年以降ヒットとなる番組を生み出せていないフジテレビに対してちょくちょくネット上でみかけることになった。デモと視聴率には直接の関係はないが、当時のフジテレビは「韓流α」という韓国ドラマ専用の放送枠を設けていたため、他局と比べて韓国ドラマの放送時間が長かった。日本のドラマに比べて単価が安いとされる韓国ドラマを延々と垂れ流す番組編成の姿勢にも批判が集まっていた。

▼フジテレビ抗議デモの様子

フジテレビ 抗議デモ 2011

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テレ東が強い

現在最下位となっているテレビ東京だが、去年の9月のゴールデンタイムの週間視聴率は7.5%となり、フジテレビの6.8%を抜いている。フジテレビがこのままなんの対策も打たなければ、早ければ2018の年間視聴率でテレビ東京が最下位を脱出するかもしれない。テレビ東京は「池の水ぜんぶ抜く」といったバラエティ番組や「孤独のグルメ」など他局とは違った新しい企画を前面に押し出し視聴率を得ている。テレビ東京を代表するドラマとなった「孤独のグルメ」も元々はフジテレビに持ち込まれ一蹴されたという経緯がある。

▼「池の水ぜんぶ抜く」のメインMCの田中直樹と田村淳

池の水ぜんぶ抜く テレビ東京 淳

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フジテレビが赤字転落についてまとめ

フジテレビが視聴率低迷による広告収入の減少で8億円の赤字となってしまった。視聴率の面でも最下位のテレビ東京に続く7.7%と6社中5位という結果に。1位は4年連続で「年間視聴率三冠王」を獲得した日本テレビだった。2011年にはフジテレビが「年間視聴率三冠王」を7年連続で獲得していた。2017年は「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」というフジを代表するバラエティ番組が終了することが告げられ、月9ドラマ「民衆の敵」は歴代視聴率ワースト1位となってしまった。長寿番組を終わらせて始まる新番組に対しても期待をする声はほぼ聞こえてこない。17年に社長に就任した宮内正喜は「非常事態宣言」を出し、ドラマやバラエティ番組の改革に乗り出している。1年後番組が全て変わっていることも可能性はあるとしている。番組をいくら変えてもフジテレビが「変わる」ことができるのか注目があつまっている。